頭のかたち相談・ヘルメット治療
頭のかたち相談・ヘルメット治療

赤ちゃんの頭のかたちのゆがみ、その原因の多くは外力による変形(位置的頭蓋変形症)です。子宮内・産道を通るときの圧迫や、向き癖などによって同じ部分が圧迫され続けることで頭が平らになり、ゆがみが生じます。変形は後頭部に多く起こり、後頭部の片側が平らになる斜頭症や後頭部の全体が平らになる短頭症があります。それ以外の原因として、骨の病気による変形(頭蓋骨縫合早期癒合症)があります。頭の骨が早期にくっついてしまうことで、骨の成長が阻害されて頭のゆがみが発生します。この場合、赤ちゃんの頭のかたちがゆがむだけでなく、頭蓋骨が大きく育たないことで脳の成長発達に影響することがあるほか、顔面骨が変形することもあります。
斜頭症
短頭症
長頭症
頭の歪みが骨の病気によるものではない場合、脳の成長や精神発達に影響を与えることはほとんどないと言われていますが、将来的に顔面や耳の左右差が発生し、かみ合わせ、視力の低下、眼鏡がかけにくいなどの問題が発生する場合があります。
体位変換
話しかける方向の工夫や、抱っこする腕や授乳の際の方向を工夫することで向き癖を改善させ、頭にかかる圧力を左右均等にすることが目的です。
タミータイム
赤ちゃんが起きているとき、赤ちゃんをうつぶせにして過ごす方法です。その際は目を離さないようにする必要があります。
一定か所への圧力がかかることを防ぎます。
ヘルメット治療
ヘルメット治療とは、生後間もない赤ちゃんの向き癖などによる頭の形の変形にたいして、ヘルメットを装着することで頭の形状を改善させる方法です。
治療方法は、頭の平らな部分にヘルメットで空間を作り、赤ちゃん自らの頭蓋成長を原動力として丸みを帯びるように成長を促します。ヘルメットは一人ひとりの頭の形状に合わせてオーダーメードで設計されており、1日23時間、2~6か月にわたって装着します。
図:ヘルメット治療の原理
赤ちゃんの頭の形が気になる…そのように感じられた際は早めに受診することをおすすめします。
外来にて骨の病気ではないことをエコーにて確認後に、頭の歪みの程度を9方向からの撮影で評価しお伝えします。ここまでは保険診療で行うことができるため、お気軽にご相談ください。
その後のヘルメット治療に関しては自費診療になります。治療開始月齢が早いほど改善率は高くなります。少しでも気になる方は早めに受診されることをお勧めいたします。
詳しくは外来にて説明いたします。
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